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- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2005/03/25
- メディア: 単行本
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- ここしばらく、近所の何軒かの本屋では上巻が入手困難だったのだが、今日は平積みになっていた。
姜尚中にきいてみた!―東北アジア・ナショナリズム問答 (講談社文庫)
- 作者: 姜尚中,『アリエス』編集部
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/05
- メディア: 文庫
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- 字が大きくて行間も広く、あっという間に読んでしまった。
- 僕自身は、韓国や中国における反日の機運のたかまりについては、この間の報道のようにあまり神経質になって危機感を煽るのもいかがなものかと思って見ていた。これだけ経済的に深くつながってしまった日中韓は、もうお互いに相手なしではやっていけないところまで来ているわけで、竹島にしろ尖閣諸島にしろ教科書にしろ靖国にしろ、経済的関係を破壊してしまうようなところまで政治問題がこじれるようなことはあり得ないように思える。
- むしろこの間の、とくに中国の騒動で僕にとって印象深かったのは、中国がいまだに"お上のお許し"がなければデモの一つも合法的にできないような国である、ということだった。もちろんあのような暴動は問題ではあるが、東北アジアの長期的な安定と共存共栄を願うのであれば、平和的なデモならスローガンが反日だろうが反政府だろうが自由にできる、そんな国に中国がなってもらわなければ困るわけだ。「暴動は困りますが、それにしてもデモのひとつも自由にできない国というのも、いかがなものですかね?」くらいのことを、日本の政府も言えば良かったのに、と思う。中国政府というよりも、「反日」デモに参加した中国国民へのメッセージとして。
- 中長期的に考えれば、あれだけの経済発展を続けている中国が、あの政治体制でいつまで持つのだろう、と思う。大きな経済的な変化のなかで、中国国内でも様々な階級、階層、集団間の利害対立が激しくなっているのではないかと想像するのだが、その調節を、はたしていまの1党独裁の体制やっていけるのだろうか?
- 下部構造上部構造という単純な図式に立つわけではないが、この経済成長が続く限りは、長期的にみれば中国は民主化の方向へ向かわざるを得ないように思われる。気になるのは、そのプロセスが緩やかで平和的なものとして実現するのか、ということだが。
- 作者: 川田茂雄
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2004/10/15
- メディア: 文庫
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- 午後はマターリと読書。『国家の罠』とか『インターネットの歴史』とか。もちろん『のだめ』も。