終わった……。

  • 日曜の朝はドイツ対ポルトガルの3位決定戦を観てとても気分が良かった。まず、調子がいま一つだったシュバインシュタイガーが2点を決め、オウンゴールにもからむなど、大活躍したこと。ラームは右サイドでも仕事ができることを示し、加えていままでピッチに立てなかったノヴォトニー、ハンケ、ヒツルスベルガーなどの選手たちにも出場機会がめぐってきたこと。そして何よりもオリー・カーンが今大会はじめてピッチに立ち、素晴らしいプレイによってレーマンに引けを取らないGKであることを証明してくれたこと。ドイツとしてはこれ以上はないという、美しい幕切れだったように思う。もちろん決勝に進めなかったことは残念だが、冷静に客観的にみればやはり今の時点では決勝に進むべきチームはイタリアとフランスであって、まだ若いドイツのチームではなかったのだろう。イタリア戦の敗戦の悔しさは必ず若い選手たちの糧になるはずだと思う。(それに決勝に進んでいたらオリーの出番はなかっただろうしね……。)ともかくお疲れさま。そしてありがとう。ユーロ2008での活躍を楽しみにしています。ポルトガルも負けはしたがフィーゴが試合の最後に素晴らしいプレイを見せてくれた。こちらもお疲れさま。
  • ベルリンで代表のファンへの感謝イベントがあって大騒ぎだったみたいですね。楽しそう。うらやましい。
  • 下の写真は僕が最初にベルリンを訪れた2002年8月のブランデンブルク門。この頃はまだ工事中で、門を覆うカバーにサッカーのピッチが描かれていた。日韓大会でドイツが準優勝した直後でした。あのあと滞在したドイツでKickerやBildを眺め(読み、とは言えないのが残念 ^_^; )、テレビでブンデスリーガやCLを観るうちに、ドイツのサッカーがどんどん好きになっていったのだった。あれからもう4年か……。


  • そして今朝の決勝戦。イタリア対フランス。ジダンの最後の試合。心情的にはフランスを応援しながら観ていた。ああそれなのにそれなのに……。延長戦後半、ジダンマテラッツィへの頭突きでレッドカード、一発退場。 orz
  • マテラッツィにどんな酷いことを言われたのかは知らない。でもサッカー界最高の舞台で、自分の引退試合で、チームが最後の力を振り絞って押しているときに、いくら切れやすい性格だと言っても、あれは無いでしょう。フランスとは縁もゆかりもない、特にジダンの大ファンというわけでもない自分でさえ、モチベーションががくっと落ちたくらいだから、フランスの選手、サポーターの精神状態は推して知るべしだ。フランスはそれでも持ちこたえたが、精神力の勝負になるPKでは明らかにイタリアに分があった。結果はイタリアの優勝。なんとも後味の悪い決勝戦になってしまった。
  • しかし、あの大舞台でジダンを切れさせてしまうような台詞を吐けるマテラッツィというのも、ある意味で凄い奴ではある。ああいう狡猾さもまた、イタリアの強さなんだろう。本当に最後まで憎たらしいチームだったよ。優勝おめでとうございます。
  • イタリアに優勝おめでとうというのは癪だが、こちらは心から言える。クローゼ、得点王おめでとう!
  • ええっ! ジダンがMVP!?(驚愕)