古本漁り 神保町

  • 9/1, 2と、神保町の古書会館で古書市をやっているというポスターを見つけて、ちょっと覗いてみようかと思い立つ。神保町には何度も行っているが古書会館に足を踏み入れるのは始めて。恐る恐るという感じだったが、やはり相当に濃そうな方々が狭い会場にひしめいていた。動くたびに体がぶつかるくらい。本を手に取って眺めていたら、「そこをどけ」と言わんばかりに乱暴に体を寄せてくる男性がいて、気に入らないので動かずにいたら不満そうにうなり声をあげて去っていった。怖い(笑)。その中に制服を着た、高校生くらいの女子が3人ほどいて、異彩をはなっていた。もう夏休みは終わりじゃないの? と思ったが、考えてみればまだ初日。始業式で学校がはやく終わったのかもしれない。
  • せっかくなのでなかなか見ることのない古い本を見ていたら面白そうな本があったので購入。
  • 『女博士列伝』(長島譲 明治書院 昭和12年)。日本の女性で最初に博士号をとったのは、保井コノさん(1880年生まれ、1927年博士号取得)らしいが、その10年後、この本が出版されるまでに、保井さんも含めて女性の博士号保持者はわずか20名だったのだそうだ。本書はそれらの女性の生い立ちや研究、その後の仕事などについて語ってもらったものをまとめたもの。日本の女性研究者のフロンティアを拓いてきた人たちの記録である。
  • ほかに2冊。こちらは新刊でも買えると思うが、安かったのでつい。

百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [普及版]

百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [普及版]

科学書乱読術 (朝日選書)

科学書乱読術 (朝日選書)

  • 荷物が相当重くなってしまったので、あとはあまり寄り道せずに、東京駅の丸の内オアゾ丸善に寄って赤Kickerだけ買って、羽田へ向かった。
  • 同居人へのお土産はいつものように舟和のいもようかん。