• 今回の動物学会を振り返ってみると、自分的キーワードは「共生」だった。生物は進化の過程でいろんなレベルで外来の遺伝的因子(個体だったり遺伝子だったり)を取り込み、様々な強度で共生している。いまの自分の研究対象であるトランスポゾンも、そのような大きな文脈の中でとらえることができる。レベルは違っても宿主-共生体関係の進化にはいくつかの共通するパターンがあるはず。共生の事例をたくさん知り、そのパターンを知ることが必要だなあと感じたのであった。