• プルシェンコの金メダル獲得演技を観るために早起きをした。さすがに3時に起きるのはつらかったので、5時前に起きて第3グループから観た。良い演技もいくつか出て気分が高まってきたところで、最終グループの登場。SPの点差からすればプルの金は9割9分確実という状況で、さてどういう演技を見せてくれるか。どきどきしながら開始を待つ。ジャンプ、4-3-2を始めに次々と綺麗に決まる。堂々とした王者の滑りである。素晴らしい。素晴らしいのだが、だがだがしかし、何かがものたりない。何が? 4年前の、ヤグディンと金メダルを争った時の、あの二人の演技、あの時の鬼気せまるような気迫。あの迫力は感じられない。でもまあしかし、あれを今回の大会に期待するのは無理なのかもしれない。今回のプルにはヤグに匹敵する強力なライバルはおらず、まず金メダルは鉄板という状況でのフリーの演技。プルはただ粛々と演技を行なえば結果はついてくるのだから。ショートプログラムの演技にはもうちょっと必死さが感じられたんだけど……。まあ贅沢いっても仕方ない。金メダルおめでとう。エキシビジョンでも楽しませて欲しい。しかしプルはオリンピックのエキシビジョンでもアレをやるのか? やればある意味伝説に残るだろうが(笑)。
  • ランビエールとバトルもおめでとう。かれらの爽やかな好青年ぶりに心が和んだ。ランビエールのスピン、欧州選手権のビデオを見返していたらたしかに今回はちょっと質が落ちていたみたいだけど、絶好調じゃないなかでの銀は立派だ。バトルはいつもニコニコしていてほんとに愛らしい。