蟲文庫

  • せっかく倉敷に来たので蟲文庫に寄っていく。

  • 蟲文庫を偶然みつけた話は去年の暮れに書いたけど(http://d.hatena.ne.jp/akirahs/20051224)、あの時は旅行の途中だったこともあり、またあまりに自分の好みにあった古本屋だったので気分が高揚して、あまりじっくり落ち着いて本を選ぶことができなかった。今回は前回よりは時間があるので隅々まで書棚を眺めることができた。以下、買った本。

Hymns from the Rig-Veda

Hymns from the Rig-Veda

周期律―元素追想 (プラネタリークラシクス)

周期律―元素追想 (プラネタリークラシクス)

ダーウィンの花園―植物研究と自然淘汰説

ダーウィンの花園―植物研究と自然淘汰説

お菓子の国から―ドイツケーキの12か月

お菓子の国から―ドイツケーキの12か月

  • これは初めて知った本だけど、最初の辺りを読んでみたら、ドイツに行き、ドイツ語を話したい、という一心で、ドイツ支社ができたばかりのユーハイムに入社した話が書いてあって、その話がとても微笑ましかったので続きが読みたくなった。それとドイツのお菓子にも興味があったので。
  • これはISBNが見当たらなかったんだけど『中世瀬戸内をゆく』(山陽新聞社)。この前、しまなみ海道を通っていくつかの島を走ったので、あの辺りの歴史を知りたいと思って購入。
  • 『アニマ』のバックナンバーが何冊かあった。1992年4月号を購入。『ネコの野生』という記事が目当て。
  • これも雑誌のバックナンバーで、『包 PAO ー民族音楽とアコースティックー』の、no.10 (1986年7月)を購入。「エスニック/トラッド・レコード150選」という特集。ここで紹介されているものをいま買おうと思って、どのくらいのレコード(CD)が手に入るのかは分からないのだけど。
  • 他にも欲しい本はあったのだけど、あまりに重くなるのでこのぐらいにしておいた。有り難いことに、蟲文庫さんが紙袋を二重にして包んで下さった。
  • ちょっと面白かったのは、この前訪れたときに橋口譲二の『ベルリン物語』の版違いが2冊置いてあって、そのうちの1冊を買って帰ったのだけど、今日棚をみたらやっぱり『ベルリン物語』の版違いが2冊おいてあった。何冊も在庫があるのかしら?
  • 蟲文庫の店内にずっと不思議な美しい音楽が流れていて、なんだろうと思って尋ねてみたら、工藤礼子さんという方の音楽だという。CDが2枚置いてあったので、「人」というタイトルの方を買ってみた。いままで聴いたことのないような音楽だった。静かなピアノとノイズにのせて、細い美しい声が詩をささやいているような歌。リンク先にCDの紹介がある。(http://mushi-bunko-diary.seesaa.net/article/15814541.html