• 午前中は「ゲノム科学が拓く生殖隔離と種分化機構の研究」というシンポジウムを聴く。反復配列やエピジェネティクスが種分化に関わっていそうな話をいくつか聴けたのが収穫だった。
  • 午後はポスター発表。相変わらずお客さんは少ないのだが(orz)、聴いてくれた方には興味を持ってもらえたと思う。話の中身は絶対面白いと思うのだが(だから研究しているのだが)、注意をとめてもらうまでのところに壁がある。まあこの分野ではまだ新参なのだから、地道に積み重ねていくしかないか。
  • 夕方はタンパク質の構造の進化のシンポジウム。
  • 夜の部では反復配列の進化のシンポジウムを聴く。はじめに太田朋子先生が反復配列の進化に関する研究の歴史をレヴューして下さった。また、その中で話されたBrittenとDavidson (1969)のモデル(遺伝子発現ネットワークにおいて反復配列が重要な役割を担うというモデル)の、今日的な意義について、岡田典弘先生が最新のデータを紹介して話してくれたのが興味深かった。SINEのなかのあるものはどうも特異的エンハンサーとして働くことがあるかもしれない、というような話。