• 動物学会松江大会の第一日目。今回は久しぶりに同居人も同行。彼女が学生時代にお世話になった技官の方が動物学会から感謝状をもらうので、そのお祝いの会があるのだ。
  • この日のプログラムは午後からで14:00までに会場に着ければ良い。朝に自宅を出て広島市内へ。バスセンターから松江行きの高速バスに乗り換える。高速バスといっても広島-松江は完全には高速道路が通っていないので、半分くらいは下の道を通る。片道3時間強。自宅からだと5時間弱。近いようで案外遠い松江である。
  • 昼過ぎに松江駅に到着。駅の食堂で割子そばを食べる。北循環線内回りのバスに乗って会場の島根大学へ。それほどの距離ではない。
  • 午後は魚類のシンポジウムを聴く。ニジマスの成体精巣由来の生殖系列細胞をメスに移植すると卵に分化するという話がものすごく面白かった。
  • 疲れたので関連集会はパスしてホテルへ。松江大橋北詰の松江シティホテル別館。繁華街に近い場所だ。ホテルの下にアンティークのお店があって、どうやらアンティーク店がホテルを経営している(またはその逆)ような感じだ。ホテルの廊下には骨董の時計が飾ってあったり、部屋にも古い鞄だとか写真のようなライトがついていたりして面白い。ただし部屋は狭い。無線LANが使えるのは良い。

  • 夕食を食べようと同居人と二人で街へ出る。最初に入ろうとした店は満席だったので、少し戻って次に覗いた店はカウンターが15席ほどしかない小さな店。しかしこの店が大当たりだった。「川京」というお店で、宍道湖の珍味を素材にした創作料理でその筋では有名な店らしい。名物は「鰻のたたき」。他にも「おたすけしじみ」、「うぞうすい」(うなぎの雑炊)、伝統料理の奉書焼きなどをいただく。どれも旨くて大満足。価格も安い。面白いのがお店の主人で、料理が出来るたびにハンドマイクを取り出して料理の解説を滔々と述べる。ホスピタリティに溢れるお店だった。次に松江に来るときはまた来ようと思った。
  • カウンターで隣に座った同年代か少し若いくらいの女性の方がやはり動物学会参加者で、しかも同じ中国地方の大学のカエル屋さんだと分かり、カエル話や大学の話などに花が咲いた。最初の店が満席でなければこの出会いも無かったわけで、とてもラッキーでした。出雲の神様のはからいかな。