虫の味

虫の味

  • 新装版。同じシリーズ(?)の『海の味』の方はとても楽しく読んだのだが、こちらは持っていなかったのでこの機に購入。いまちょうどユスリカを使った学生実習をやっているのでユスリカの幼虫(アカムシ)が大量にいるのだが、この本ではユスリカの調理法についても書いてある。酢の物とふりかけ。酢の物は「味はシラス干しにまではいかないが、舌ざわりは悪くない。ユスリカということを知らなければ酒の肴にはなる。」とのこと。

  • 1999年の作品の文庫化。クラフト・エヴィング商會の「四代目」、吉田音の作――ということになっているけど、1986年うまれの子が1999年に書いたということになると13歳の時の作品? はたして吉田音さんって、実在の人物なのだろうか……? というようなところを楽しむ本なのだと思います。本の作りも凝っていて面白そう。

文化地理学ガイダンス―あたりまえを読み解く三段活用

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牡蠣礼讃 (文春新書)

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反戦軍事学 (朝日新書)

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