akirahs2007-02-01

  • 仙台の「book cafe 火星の庭」に注文した『蔵書票レッスン』と『仙臺文化』2-4号が届く。前者は、蔵書票ってなに? というところから始まって、蔵書票の作り方や楽しみ方を解説した蔵書票入門の小冊子。自分でも蔵書票を作りたい欲求がむくむくと湧いてきます。『仙臺文化』は「杜の都の都市文化継承誌」ということで、明治、大正、昭和初期の頃の仙台の街と文化を紹介する同人誌(?)。僕も宮城の出で仙台はなじみの深い大好きな街だが、『仙臺文化』で紹介されている時代は僕の父方の祖父母が青春時代を過ごした時代の仙台で、かれらは当時、このような風景の中を歩いていたんだなあと思いながら眺めると、いろんな感慨がわいてくる。当時のマッチラベルコレクションも素敵です。
  • 最近買った本。

自転車利用促進のためのソフト施策―欧米先進諸国に学ぶ環境・健康の街づくり

自転車利用促進のためのソフト施策―欧米先進諸国に学ぶ環境・健康の街づくり

  • 環境問題、エネルギー問題の解決のためには公共交通機関の整備と合わせて自転車の活用が必要不可欠なことは明らかなのだけど、日本の自家用車中心の交通政策、行政は一向に変わる気配をみせていない。ヨーロッパでの自転車の高い位置づけと比べると情けなくなることしきりだが、嘆いてばかりいてもしょうがないので、こういう本を読んでちゃんと理論武装をしようじゃないか、と。

犯罪不安社会 誰もが「不審者」? (光文社新書)

犯罪不安社会 誰もが「不審者」? (光文社新書)

生気論の歴史と理論

生気論の歴史と理論

  • 生物学者なら誰でも名前は知っているドリューシュ。ウニを使って画期的な実験を行い、胚の調節性という重要な事実を明らかにしたが、その解釈に悪名高き「新生気論」という考えを持ち出したことで神秘主義に走ったと非難されることが多い。名前はみんな知っていても彼の生気論をちゃんと読んだと言う人は、まあほとんどいなかっただろうと思われる。そのドリューシュの本が、なぜかゲノム時代の21世紀になって邦訳として出版された。私は物好きなので買ったが、果たしてこんな本が売れるのか、読まれるのか、いったいどんな需要があるのか、謎である。