つばめ

  • 3月のはじめ、我が家にも"つばめ"がやってきた。と言ってもこちらのつばめさんは鳥ではなく、小さな人間の女の子。私たちの初めての赤ちゃん。

  • 生まれたときは3000gを少し切るくらい。とても順調なお産だった(とは自分で産んでないから言える台詞だが、入院して4時間かからずに産まれたのだからなかなか上出来だったと思う)。生まれてからも食欲旺盛で、すくすくと育っている。我々は親鳥よろしく甲斐甲斐しく世話を焼いている。3週間を過ぎるともうずいぶん人間らしくなって、顔にもいろいろと表情らしきものが見て取れて、可愛くてずっと見ていても飽きない。
  • 顔を見ながら、この子はどんな子に育つんだろうと想像するのも楽しい。子は親の願うように育つわけではない、とよく言われる。名前に親の希望や期待を込めるのはよそうと思っていたので、なにか生き物の名前から採ろう(生物学者らしく?)と思い、考えた末に親しみやすい鳥の名前をつけた。生まれるまで女の子か男の子か教えてもらえなかったので、男の子だったときの名前も考えていたのだが、そちらは"つばめ"ほどには素敵な名前ではなかった(と思う)。
  • つばめがやってきて、生活ががらりと変わったが、とても楽しく張りがある毎日だ。これからもよろしく、つばめさん。