• 今年は(も?)無理かなと思っていた科研費が当たった。萌芽研究。とてもうれしい。
  • 実は昨年も萌芽に申請していた。それはまさに萌芽研究にふさわしいプロジェクトであり、その申請書も相当の自信作で、出す前に見てくれた何人かの人も「とても面白い」といってくれたのだが、結局は落とされて、やはり萌芽研究は採択率も低いし狭き門か、と肩を落としたのだった。(でもそのプロジェクトは金が無いなりに手堅く進めて、もうすぐ最初の論文を投稿できるところまでこぎ着けた。)
  • それでも懲りずに今年も萌芽研究に出したのは、これもまた「萌芽研究」としか言いようのないテーマだからで、むしろ去年よりさらに萌芽度がアップしたようなプロジェクトであった。自分で申請書を書いていても、これはうまくいけばすごく面白いが、うまくいくかどうかはかなりの冒険になるよなあ、と思ったようなもの。こんなので通してもらえるんだろうかと不安だった。(去年と同じプロジェクトで基盤Cに出す事も考えてかなり迷ったのだが、そのプロジェクトではまだ1本も論文が出てないからまだ難しかろうという判断だった。)今回のプロジェクトはある程度金がないとできない種類のものだったので、当たらなかったらしばらく凍結だなと思っていたのだが、当たったからにはやらなければならない。新しい技術も習得しないといけないので大変だが、がんばろう。
  • 子供が生まれて以来、基本的に土曜日は休んで家のことをするようにしているのだが、昨日はどうしても一つやらないといけない実験があって、午後大学に行った。先日注射したカエルの卵を観察していたら、もう死にそうだなと思っていた胚が一つ、ちゃんと尾芽胚まで発生していた。試しに蛍光顕微鏡で観てみたら望み通りにGFPを発現していた。この先に希望がもてる結果で、かなりうれしかった。今年は運が良い年なのかもしれない。試しに宝くじでも買ってみようか(笑)。