• 日本が勝てば嬉しいが、キューバが勝ってもアメリカで行なわれた大会でキューバが優勝というのはそれはそれで痛快だよな、などと思いつつWBC勝戦を観た。いちばん驚いたのはキューバの投手大量投入ぶりで、こんなに変えてカードが尽きないの? と心配になるほど早い段階から惜しげもなくピッチャーをどんどん交代させていく。質より量で勝負ということなのか。野球のことはよく知らないが、あんな継投というのもあるんですね。
  • まあ投手はともかく、キューバの守備と打撃は見事だった。日本のプロ球団もキューバ選手を呼んでくれば良いのに、と思った。あるいは野球高校が留学生として呼ぶとか。
  • 欲をいえば、もう少しテンポよくゲームを進めてもらえないかなあと思った。前の韓国戦のテンポが良かっただけに、なおさら。
  • ともかく、日本代表おめでとう。キューバも見事でした。メキシコにはありがとう。アメリカは審判のレベル向上を。韓国は不運だったね。もし日本が逆の立場に立たされていたら嫌韓厨は大暴れだっただろう。韓国でも嫌日厨が暴れているだろうか。変なわだかまりを残さないためにも、試合の組み方を考え直すべきだと思う。サッカーなら決勝トーナメントはA組1位対B組2位というようにたすきがけで組まれるのが普通だけど、その方がいろんな組み合わせの勝負を見ることができて楽しいよね。
  • 野球を観終えて、午後から同居人とポタリングに出かけた。竜王山の裾野あたりをのんびりと走った。



  • むかし郡八幡宮という神社(807年〜)があったという古い参道を見つけたので自転車を降りて散歩してみた。少し薄暗い小径に生えていた植物や菌類。



  • その旧参道を歩いていると、やたらと靴や草履が落ちているのが目についた。写真はその一部。

  • 靴底をはがされたりしていることから考えて、どうも野犬かタヌキか、そんな動物が民家から盗ってきて遊んで放置したように思われる。道々数えてみたらなんと37(!)も見つけた。
  • 山の中に送電線の鉄塔があったのだが、近くにカラスの巣があるらしく、最初は数羽しかいなかったが警戒の鳴き声に数えきれないほどのカラスが集まってきた。なかなかの壮観。

  • 時間が遅かったので宮跡には至らなかったが、また今度来てみようと思った。



  • 朝、新聞で米山俊直先生の訃報に接した。学生時代に受けた授業で最も心に残っているものの一つが、2回生のときに受けた米山先生のゼミだった。文化人類学(とくにアフリカ学)の文献を各自1冊づつ読んで報告し議論するというゼミで(ちなみに僕はエヴァンズ=プリチャード『ヌアー族の宗教』を読んだ)、非常に刺激を受け、人類学という学問に大いに興味をひかれた。米山先生と学生たちで泊まりがけのゼミ合宿へ行ったこともあったっけ。結局、僕は発生学/分子生物学の方向に進んだのだが、人類学(文化人類学、自然人類学、霊長類学のような領域)にも心惹かれるものを感じ続けていて、進路決定のかなりぎりぎりの頃まで、どっちに行こうか悩んでいたものだった。ご冥福をお祈りする。