• 今週は学生実習があったのでその合間に実験をしていた。ずっとやっていたプラスミド作りはようやくやっと目的のものができたようで一息ついた。もう一つ、先週届いた新しいプライマーもちゃんと働いてくれたので、今週はその実験も進めていたのだが、馬鹿みたいな失敗を2度繰り返してしまった。一つはゲノムDNAをtemplateとしていれたつもりが間違えてplasmid DNAを入れていたというもので、もう一つは温度グラジエントをかけてPCRをするつもりがすべて同じ温度でやっていたというもの。サーマルサイクラの仕様でグラジエントの温度差が小さすぎるとグラジエントがかからないようになっているらしいのだが、それに気づかずに実験していた。サンプル数が多かったので酵素をだいぶ無駄にしてしまい、ちょっと凹んだ。
  • 悪い事は続くもので、仕事用のMacがダウンしてしまった。iMacのG4だが、もともといまの使い方に耐えるにはスペックが低すぎて、とくにHDの要領が不足しがちで、古い解析データなどは外部ディスクに移して本体からは消すというような方法で騙しだまし使ってきたのだが、一昨日の夕方、HDDの空きがほとんどありませんというメッセージが出て、仕方ないのでいったん再起動してからファイルの整理をしようとしたら、そのまま立ち上がらなくなってしまった。電源を入れてもモニタは真っ黒のままで、CDから起動する事もできず、PRAMリセットなども効果がない。仕方がないのでiBookFireWireで接続し、ターゲットモードで起動してみると、HDDの中身はちゃんと見える。iMac側のシステムでiBookを起動することもできるのでシステム自体には問題なさそうである。ということはハードウェアの故障だろうか? とりあえず最重要のファイル30GBほどをiPodにバックアップする。ディスクの修復もかけてみるが効果なし。本体を開けてメモリを外してみたりしないといけないかもしれない。
  • 修理に出せばHDDの中身は消えてしまうだろうし、そもそも不安定なPCを仕事に使うのは気分がよくないので、新しいMacを買うことにする。まあそろそろ買い時だとは思っていたので、良い機会だったかもしれない。機種はiMacの20 inch。メモリ2GB, HDD 500GBに増設。届いたらiMac G4からデータを移して、その後、iMac G4が修理できるかどうか検討するつもり。それまではiMac G4の方はあまりいじらない方が良いかもしれない。データの消失が心配なので。