• 進化学会で東京に来ている。
  • 1日目のプログラムは午後からなので午前中は自由時間。宿泊地は新宿で、会場は代々木公園のオリンピック記念青少年総合センター。ということで、この界隈で行くべきところといえば、早稲田の古書店ということになる。
  • 9時ごろにホテルを出て、新宿駅から山手線で高田馬場へ。早稲田通りをぶらぶら歩いていくが、まだ時間が早くて古本屋さんは開店前。そのまま歩いて早稲田大学キャンパスに到着してしまう。時間をつぶすために新刊書店に入って、せっかくなので『早稲田古本屋日録 』を購入。「古書現世」の跡取りの方が書いた本。表紙の猫写真蟲文庫さんの作品らしい。

早稲田古本屋日録

早稲田古本屋日録

  • 近くのサンドイッチ屋さんに入って朝食をとっていると10時すぎになったので、そろそろ店が開くかなと、来た道を引き返す。まだ閉まっている店もあれば、開店している店もある。あまり時間がないのでゆっくり見て回ることはできないが、開いている店を順々に廻っていく。
  • 「文英堂書店」で買ったのは下の2冊。

進化の創造力―DNA至上主義を超えて

進化の創造力―DNA至上主義を超えて

  • 『銀花』の1978年秋号(35号)。「西洋蔵書票図譜」という特集が目当て。以前、神鳥書店で第50号(1982年夏)「日本の蔵書票」を買ったが、こちらは西洋のもの。蔵書票、自分でも作りたくなる。

自然界の密航者

自然界の密航者

日本動物民俗誌

日本動物民俗誌

  • この2冊には同じ人の蔵書印が押してあった。前者には新聞連載時の切り抜きも何枚か挟まれていて、前の所有者がどんな方だったのかという想像がふくらむ。前者は100均本だったので、良い買い物だった。
  • 古書現世」で、表の3冊100円文庫を見ていたら、可愛らしい猫がやってきて足下にちょこんと座った。

  • 今回、もっとも良い買い物が出来たのがこの店で、店内の100円コーナーでいきなり『生物学の革命』(柴谷篤弘みすず書房、1960)を見つけた。柴谷篤弘という、ものすごく頭の良い生物学者が、僕と同年代の頃に何を考えていたのか、とても興味があるじゃないですか。さらに100円の棚を眺めて『動物と人間』(河合雅雄、沢田允茂、思索社、1980)を見つける。そしてさらに、以前から買おうと思っていた本、『人月の神話』も発見。これも100円。

人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない (Professional Computing Series)

人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない (Professional Computing Series)

ザ・ライト・スタッフ―七人の宇宙飛行士 (中公文庫)

ザ・ライト・スタッフ―七人の宇宙飛行士 (中公文庫)

  • ということで戦利品をかかえ(重いよ)、会場へと向かう。